気まぐれものつくブログ:Whimsical Monotsukuru Blog

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物語:闇と光

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指が反応した。
――― 俺、は……。
意識を取り戻し、周りを見る。
どうやら何処かの暗い空間のようだ。
いや、誰かの中だとすぐわかった。
そして、聞こえてくるその人物の鼓動と、負の感情。
そして、その人物の今の感情。
まるで、過去の俺みたいだ。
そして、今の状況も把握した。
その人物が死ねば、俺も死に、俺が死ねばその人物も死ぬ、と。
考えていたら、主が現れた。
俺に瓜二つ、いや、彼がオリジナルだろう。
ダークネスローウェン「オリジナル」
彼は驚いた。
ダークネスローウェン「大丈夫だ、敵対はしない……いや、できない。俺はもう君と紐づけられている」
?2「どういう事だ?」
ダークネスローウェン「俺が死ねば君が、君が死ねば俺が死ぬ。君は、光の俺であり、そして俺は君の闇版だ」
?2「俺の……闇か」
ダークネスローウェン「ああ。光の俺」
?2「よせ、その言い方は慣れていない。俺はローウェン。ローウェン・ドラグスピアだ」
ダークネスローウェン「ローウェン・ドラグスピア……いい名前だ」
?2→ローウェン「しかし、なぜ俺をオリジナルと?」
ダークネスローウェン「君が、すべてのローウェンのデータの原点であり、頂点だ。……と言っても、今はわからなくて良い、光の俺」
ローウェン「そう、なのか。わかった。闇の俺」
ダークネスローウェン「力は貸すし、協力もする。ただ忘れないでほしい。君は闇の俺を取り込んでいる状態でバグっていない。本来は、闇の力は破壊と再生を持ち、下手な人間が持てばバグってしまう。それを、制御できているんだ、光の俺。忘れるなよ?」
ローウェン「ああ」
そこから、オリジナルである光の俺と会った。

そこからは怒涛の日々を過ごし、偶然分離できた時、俺は周りを見渡した事がある。
そして、日々を過ごしていた時に、創造神である瑞葉の存在を知り、彼女もまた、暗い過去を持っていた。
しかし、闇の王にとって、俺は彼女は高嶺の花。
手は届かないと思っていた。
彼女が、たまに俺を見ていたのは覚えている。