気まぐれものつくブログ:Whimsical Monotsukuru Blog

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物語:闇と光

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あれから1ヶ月後。
あの時光の俺を救った薬の手法は、今は治療する者たちの技術として使われ始めている。
けれど、私は、創造神である瑞葉に気になる。
瑞葉「どうしたの?」
ダークネスローウェン「君か」
瑞葉「偽りの頃とかはキスとか経験したくないって言ってたし、今も変わらんのかね」
ダークネスローウェン「戦いと鍛錬だけだったからな。でも、君なら受け入れれるよ」
瑞葉「本当?」
ダークネスローウェン「ああ」
突然言葉を奪われた。
ドキッとした。
心臓が、ドキドキして、心地よかった。
私の心を、大きく揺さぶっている。
そっと離れた彼女を、ただ見ていた。
この距離感は嫌いではないな。
瑞葉「微笑みもいいし、私は好きだけどな」
ダークネスローウェン「そうか……?」
瑞葉「そうだよ」
ダークネスローウェン「可愛くもないが……その……」
瑞葉「かわいいからっていうのもあるけど、威厳もあるしな」
ダークネスローウェン「本当に……困ったものだな……」
瑞葉「ふふっ」
再び言葉を奪われ、濃厚にされていく。
私が知らない、未体験の感覚で、とろけるような感覚だった。
鎧の下の私の心は……君の心につながっているんだな。
私は、君にプレッシャーを感じさせているような感じだ。
心を大きく揺さぶってきている。
でも……。
そっと離れてくれた彼女を、ただ見て、思った。
こんな自分は……私は、初めてだ。
瑞葉「大好きだよ。闇っ子」
ドキドキが止まらなかった。
確かに、私は戦士、闇の戦士であり、闇の王。だが……君の前ではただの闇っ子だ。
ぎゅっと彼女を抱きしめた。
ダークネスローウェン「私も……大好きだよ」
私は、オリジナルのように恋人や既婚者となる者が欲しかった。
今は、彼女がいれば良い。
そっと離れてから、微笑んだ。
ルイ「っていうか、ふたりともー!」
瑞葉「行こう、闇っ子!」
ダークネスローウェン「そうだな」
俺は、君とともに歩もう。