気まぐれものつくブログ

色々やっています。まったり更新したりします~。

いらっしゃいませ、ようこそ、気まぐれものつくブログへ!ゆっくりしていってくださいね!まったり更新しております!

地底世界

続きへ
わずかに手が反応した。
あれ、俺どれくらい意識を……。
と、誰かがいた。
「っ!」
「わっ、あまり動くな。ダメージが残っているんだ、無理はするな」
「すまん……。いつつ……」
どうやらこの人物が看病してくれていたようだ。
俺を心配していたようだが、見た感じ騎士みたいな感じだ。
ここでは見ない男だ。
痛いのはわかるが、どれくらい意識を失っていたのかはわからない。
まだ痛みはある。
生きている。
「俺は龍炎、君は? 助けてくれたんだし、名乗らないとダメだと思ったんだ。冒険者だよ」
「俺はローウェン。ローウェン・ドラグスピアだ」
「かっこいいな」
「無理はしないでくれ。あの謎の鳥と思しきダメージはまだ消えきってないんだからな?」
「ああ、そうするよ」
流石に動けないけど、ベッドのとこにいると空腹度は減らないようだ。
痛いのはあるが、動いたら悪化する。
それは俺も分かる範囲だ。
次は毒のスライムを討伐予定だと言っておいた。
すると、ローウェンは、とある装備を渡した。
「これが耐毒性があるものだ。これを装備して挑んだほうが良さそうだ」
「対毒花のネックレス……! まさか、持ってきた……?」
「いや、毒のスライムを楽に稼げる装置を作った。放射線の装備とかあるぞ」
「よりどりみどりだな。ありがたい、次は対毒花のネックレスと宇宙の装備系で揃えよう。……これらも君が?」
「ああ、大変だったよ。ところどころ原生林の中にあるバトルアリーナとかを倒して、そこから核バッテリーで商人呼んだりしていたよ」
「つ……強い……」
「装備も毒スライム以後は強くなる装備をつけていこう」
「そうだな。傷が癒えてからだな」
まずは傷を癒やしてからということで休むことにした。
この男、強いと感じたのもあるが。
いつかの別れは来るだろうけど。